生物百様は散歩中に見かける草木・花を題材に、図鑑などを参考に着色して紹介する。
第362号はマツバギク(松葉菊)「ハマミズナ科マツバギク属の多年草の種のひとつ。多肉質の細長い葉が密生し、キクのような花を咲かせる。」画像クリックで拡大
2024.5.2 諺集に見るわが人生(268)
今回は諺集(新明解故事ことわざ辞典:三省堂)「さ行」の「しから始めて、回顧していくことにする。また諺からイメージできるものについても記述する(「」の前後の句読点は省略)。
「衆寡敵せず(しゅうかてきせず)」たくさんの人がいる「衆」と少ない人数の「寡」では、力の差があって対等に戦うことはできない、つまり数が少ない方は数が多い方には勝てないという意味。
(出典)『三国志の魏書張範伝(ぎしょちょはんでん)』です。董卓(とうたく)という武将が反乱を起こした時に、政治家の張承は、兵を集めてそれを滅ぼそうとした。しかし、弟の張昭が、「今、董卓を滅ぼそうと思っても、多数と少数では相手にならない、衆寡敵せず」と述べて、兄の張承を思い止まらせた。このことが転じて、少数では多数に敵わないことを「衆寡敵せず」と言うようになりました。
(出典2)『孟子(もうし)』梁(りょう)の国の恵王(けいおう)はあるとき、孟子に「鄒(すう)という小国が楚(そ)という大国と戦ったらどうなるか」と聞いた。
すると、孟子は「楚が勝つでしょう。小は大にかないません、寡は衆にはかないません。弱は強にはかないません」と答えた。
(例文)味方全員が分散している今、いったん戦闘となれば衆寡敵せずであることは明らかであった。
(類義語)多勢に無勢(たぜいにぶぜい)
「習慣は第ニの天性なり」習慣は第二の天性なり
身についた習慣は生まれつきの性質のように、日常生活に影響を及ぼすということ。また、身についた習慣は生まれつきの性質に劣らないほど人間に深く染み込むものである、という意味もある。
(由来)
古語源・代ギリシアの哲学者であり、ソクラテスの孫弟子にあたるディオゲネスの言葉や古代ローマの政治家で哲学者キケロの「至善至高論」が出典元である説など諸説ある。
(類義語)・習慣は自然の如し・習慣は常となる・習い性となる
(例文)習慣は第二の天性なりというが、毎日少しずつでも勉強は必ずするようにしてきたことで、最難関の大学に合格することができた。
癖なども第二の天性なのだろうか。 次回に続く
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