kiji

2015.4.15 どっちを取るか
 誰でも事にあたって逡巡することはあるはずだ。くだらない例かもしれないが、外で昼飯を取る時中華にするか、洋食にするか、はたまた和食とするか決めかねて、食堂街をウロウロした覚えがあるのではないか。
 このように世の中、迷いのタネを探したらキリがない。一つのことを決めるのに、複数の選択肢があるのは、いいことなのだが、厄介でもある。
 そんな例を他に上げてみると、本を購入する場合など、私の場合、この本と、特に決まっていない時は、先ずは本屋で立ち読みをする。だが、その場で購入することは雑誌以外は殆ど無い。気が惹かれると、メモしておき図書館に行く。そこで所在を検索し、あれば借りてくる。それでコレはという本は買うことになる。先に述べたように、本屋で新刊書は買わない。amazonで調べると、半値以下で必ず見つかる。そこで初めて購入することになる。一日か二日で自宅に届く。このようにたかが書籍でも手に入れるまでに、かなりの回り道をしていることが分かる。
 ことほど左様に物品購入には、数ある中でこれといったものを探し(選び)出すという作業が欠かせない。たまに現品を見ず、カタログで選ぶとどうもしっくり来ないモノもある。特に衣類は実際に試着しないと、ダメのようだ。こうした選択のミスは珍しいことではない。
 詰まる話、どっちを取るかと悩んでいるのは、ウィンドウショッピングのように、そのこと自体を楽しんでいるのかなと思うことにしている。



 
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