kiji

2015.8.19 おにぎり
 私は今でも週1回ほど弁当を持って仕事に出かける。弁当はおにぎりと決まっている。
 おにぎりは弁当の定番だが、呼び名も、形状も、飯の種類も、中の具も様々だ。
 ちなみに私の持っていくおにぎりは、白米のごはんに白ごまを混ぜ、塩で握るごくスタンダードなもので、形は三角または丸で、中の具は塩鮭、鱈子、梅干と決まっており、海苔で包んだものだ。それにゆで卵とクッキーなどのデザート付である。何年もワンパターンだが、何故か飽きがこないから不思議だ。外食で昼食を取る場合は、中華であったり、カレーなどの軽食を選ぶから、おにぎりは携帯食と自分で決めている。
 このおにぎりについて、コンビニなどで見かけるものは種類も多く、形も丸、三角、俵型と様々だ。具にしても私のおにぎりに入っているものの他に、マヨネーズや昆布、明太子など豊富である。飯の種類も赤飯であったり、おこわであったりとバリエーションが豊富だ。それだけお客のニーズに応えようと工夫しているのだろう。
 ここで少しおにぎりの歴史を振り返ってみよう。
 先ず呼び方であるが、おにぎり、おむすびむすびなどと呼ぶ。古くは屯飯(とんじき)と言われ、中国の携帯食としての食べ物だった。これが日本に平安時代に伝わったという。
 強飯(こわいい)の握り飯を神宮儀式に用いたのに始まり、神との縁をむすぶことから転じて、おむすびとなったということだ。
 握り飯の効用については「飯が冷えてもボロボロにならず、空気との接触が少なく、腐るのを防ぎ持ち歩きに便利が良い」という記述がある。
 長い時間を刻んで、おにぎりは今も日本の代表的携行食として、また弁当として重宝されている。



 
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