kiji

2015.1.25 マンホール
 最近家の近くの道路で、下水管の補修工事が数か月も続いている。普段足元はそれほど注意深く観察しないのだが、毎度工事現場をすり抜けて行かざるを得ないので、足元に注意を向けると、いろいろな形をしたマンホールがあることに気付く。形も丸いのや四角いもの、大きいもの小さいもの、実に多様だ。材質も鉄製であったり、コンクリートを埋め込んだものだったり、鉄製の枠組みにハマというカナ文字のロゴ入りの桝状の格子の入った四角いものだったりする。道路の中央にあったり、道の端の傾斜部分に設置されたりしている。
 マンホールの蓋には横浜市のロゴやベイブリッジをかたどったデザインが施されているのものや彩色されたものも見受けられる。
 これらは外見上で見分けることができるもので、その下にあるものの構造や役割は想像の域を出ない。そこまで踏み込むとまさに迷路にはまり込んでしまいそうなので止める。
 通常マンホールの蓋は風で飛ばされたり、盗難にあったり、勝手に人が入り込まないように、また、車が載っても耐えられるように重い鉄製でできている。
 鋳鉄の物が多く円形が多いのは、蓋が穴の中に落ちないようにするためなのだそうだ。また、大量の雨水が管内に流れ込んできたときに、空気の逃げ場がないと蓋が飛んでしまうので、ガス抜き用の穴が開けてある。蓋の表面には、滑り防止の凸凹がある。
 色々工夫が盛り込まれた地味な存在の蓋、横浜市内の下水道管は、総延長距離11,700km。これはニューヨークに達する距離だという。その地下上下水道の上に置かれたマンホールの蓋。想像もつかない数があると察する。
 詳しくは、後日写真入りで、「誌:Write」でも紹介するつもりだ。
 

 
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