2015.1.28 思いを馳せる
コラムのテーマに詰まった時、あれこれとネタ探しに思いを馳せる(巡らせる)。
雑事とは言え、そう何処にでも転がっている訳ではない。我が電子ノート(メモ帳)を開くと、色々なジャンルに分類してメモがあり、際限なく話題が生まれるはずなのだが、そうでもない。
既にこのコラムも200本を超えている。うっかりするとテーマが重複することだって起きうる。そこで、そうしたことがないように過去の記録を検証する作業が必要となる。
その上で、それでは今回はどういうテーマに取り掛かろうかと思いを馳せる。そのようなプロセスを経て、今回は「思いを馳せる」がテーマとして浮上した。
テーマが決まれば、後は7割方作業は終わったようなものだ。次にテーマに関する周辺情報の収集を始める。手元にある各種辞典(事典)は欠かせない。PCで文章を書いているので、ついつい機械任せにしてしまう。漢字などは結構忘れているものがある。例えば、バラなどは漢字で薔薇とは、いつまで経っても覚えられない。プロの作家先生とは違い気楽に書いてはいるが、それでも表現には相応しいものが必ずあるはずで、頭の中を引っ掻き回して絞り出す。
文章はテーマに従って、成り行きにまかせて書いていることが多い。このとき頼りになるのが、思いを馳せる(巡らす)という思考回路で、この過程を省くと文章は行き詰まってしまう。
人間の頭の回路は、後期高齢者であってもPCのそれとは比較にならない複雑な作業を可能にする。テーマが決めれば、スラスラと作文してくれるコンピュータは、AIがいくら発達してもまだまだ先になるだろう。
「思いを馳せる」ことができるからこその楽しみは、そう簡単に機械に取って代わられては、人生虚しくなるばかりだ。
と言いつつも、最近購入したAI囲碁(アマチュア4段の実力が謳い文句)は確かに強い。今のところ黒番で打って中々勝てないのは嘆かわしい(因みに私は初段程度)。
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