kiji

2015.1.31 今年届いた年賀状
お年玉付き年賀はがきを当選番号と照らし合わせながら見返してみた。百余枚届いたが、お年玉切手シート1枚という結果だった。普通なら2枚ぐらい当たってもいいはずなのにとボヤいた。
 それはさておき、半分ぐらいの人からは添え書きがあった。ということは、半分ぐらいの人は両面ワープロで済ませている。消息を伝える手段と考えれば、それで十分だが。
 書き込みがある方が目を引くのは事実で、「お元気ですか」とか「私は今・・・」など近況の記述が多い。一般的には紋切り型の挨拶で済ますのだろうが、近況を知ると親しさがグッと増すものだ。
 少し例をあげてみる。「昨年は入院してあまり活動できなかった。今年は頑張る」と旅行好きの人からの便り。「子供が成長し、社会人になる。バンザーイ!」これは親の勤めを果たし終えた喜びの表現か。「ホームページ見てますよ」という嬉しい添え書き。こういう便りを見ると、その人の声が聞こえるようで、その姿(在りし日の)までもが瞼に蘇る(2014.11.28 来年の年賀状に重なるが)。これで私は暮れと正月の合わせて2回知人の姿を思い描いたことになる。
 偲ぶという言葉は文字通り人を思うこと。年賀状を見直すという行為は、人を思うきっかけになり、忘れていた数多の思いが溢れ出てくる。楽しいことだけでなく、悲しいことや苦しいことなど、脈略なく浮かんでは消える。
 その中のひとつを掴み取り、更に焦点を絞り込んでいくと、それがストーリーへと姿を変え、再現される。こんなこと、きっと誰でも経験したことがあると思う。


 
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