2015.6.16 今そこにある危機 (第1話)
映画のタイトルではないが、私たちの周囲は危険に満ち溢れている。今回は危機と防災について何回かに分けて考えて見ることにする。
最初は天変地異の危機について考える。日本はもともと火山・地震・津波といった天災では、世界有数の歴史のある地域なのは周知のとおりだ。
天災の予測は難しく、火山などの兆候を調べて、警戒レベルを上げたりはするが、それで直ぐに噴火が起きるという訳ではなく、忘れかけるとドカンとくる。「間違いない」というような予測は立てられないから、結局災害が発生してからの対応が重要ということになる。災害の被害を最小限に食い止めるということが現実的対応となる。
これは自然の恩恵を受けている国だけに、しっぺ返しのように天災が訪れる。古来より日本人はその両方を受け続けており、災害を甘んじて受けるという強い精神力を持っている。天の配剤に従順だということでもある。
次は、現在(過去においても)でも人為的な危機と伝染病のような、国境のない危機が進行している事実に目を向けて見る。
人為的危機とは言うまでもなく、宗教・民族・領土に関する衝突・紛争・戦争の発生のことである。人類は有史以来こうした争いを止めたことは無い。今もどこかで多くの人が戦の中で危険な暮らしを続けている。こうした話は日常細事の論ずる範囲を逸脱しているが、どこにでもある危機について語るイントロと見ていただき、しばらくお付き合い願いたい。次回は国境を超えて飛来するウィルスの脅威について考える。
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