2015.6.30 今そこにある危機(第5話)
危機シリーズの最終回は「防災」について考えてみる。
防災は大別して、事態の発生を想定して常に身に付けるようにしているものと、事態が起こった場合に備えて家に備蓄しておくものと2種類ある。
後者は起こらないに越したことは無いが、昨今の状況は予断を許さない。
それでは自分が外出するとき常時携帯するものを上げてみる。これは2013.11.16語呂合せ(後編)で述べた「筆記具、眼鏡、時計、ハンカチ、パスケース、小物入れ、折り畳み傘、カメラ、キーホルダー、飲料水、ウィンドブレーカー」などである。
「段差」のところで記したが、できればステッキまたは携帯用のストック(折りたためてリックの脇ポケットなどに収納できる)を付け加えると、なお安全な行動ができる。
私も普段は荷物が増えるので持ち歩かないが、起伏があり、距離もある大きな公園を訪れる時には、ストックを携えることにしている。転ばぬ先の杖という訳である。歩くときはできるだけ両手をフリーな状態にしておいた方が身のためになる。ということで、長歩きする時はポケットの多い大きめなリックを使うことにしている。小物などを取りやすいように、今の時期なら、上着はポケットの多いサファリジャケットなどを着用するとなお良い。パスケース、財布、携帯などはいつでも取り出せるように上着のポケットに入れておくのが、何かにつけ都合良い。ただ、蓋つきでボタンのかかるものでないと、うっかり下を向くと落っことすことがあるので、その点は気に留めておく必要がある。
今回は出かける時の防災(危険回避)の留意点に止めたが、防災グッズと呼ばれるものは、ネットを閲覧すればぞろぞろ出てきて数えきれないほどだ。
最後に一言付け加えると、災害時を生き延びるために必要なもので、重要なのは情報である。迅速で正確な情報が得られることで、被災者は確実に安心を得られる。情報の混乱が更なる災厄を招くことは歴史が実証している。「情報の断絶こそ人々の混乱に拍車をかける元凶だ」と言っても言い過ぎではないだろう。
この記事に関するご感想などを下記メールでお寄せください。comfree@papars.net
過去のの記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.