2015.3.11 見る働き(前編)
見るの言葉については2014.11.7のコラムでも書かれている。今回は視覚という、どちらかと言うと生理学視点から述べてみたい。
見るという漢字は、字源の「見」で示したように、大きな目の下に人が立っている形である。目が大きなウェイトを占めていることが一目瞭然だ。
さて、高齢化による目の衰えは免れず、白内障の兆しが診られるということで、毎月目の検診を受けている。
目の検査は、次の手順で行われる。最初に目を見開いて風を当てる検査を受ける。目に風が当たると瞬間目を閉じてしまうが、当たった後なので構わないようだ。角膜に直接触れずに空気を吹き付けて、角膜の凹み具合を調べる機器ということだ。これにより眼圧の変動で高眼圧症、緑内障、網膜剥離などの病気が分かるらしい。
次に視力の検査に移る。
私は裸眼視力が左0.6、右0.9である。それを矯正メガネをかけて検査する。最初に、赤い四角の中に黒の二重丸四角形とその隣に同様の緑の四角形が並んでいるものを、メガネ越しに見る。「どちらがはっきり見えるか」と尋ねられる。「赤のほうがはっきり見えます」と答えると、この矯正メガネが適正な度数のメガネになるのだそうだ。
その後、昔ながらの視力表の画面に切り替わり、輪の一角が切れている箇所が「どちらを向いているかというか」と尋ねられる。左右上下の何れかを答える。間違えるとそれ以前の数値が視力と判定される。多少の幅はあるが、左0.9、右1.0位までが見える。実際に使用している遠近両用メガネでは、両眼で1.0であるから、裸眼と大して変わらないが、ものがハッキリと見える点で大きく違う。(後編に続く)
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