2015.3.15 見る働き(後編)
そこまでの検査は助手が行い、結果が先生に渡される。
先生の前に行くと、検査結果を知らされ「前と変わりありません」と言った後、テーブルの上の台に顎を載せ、壁の一点(緑の小さい点)を見ているように言われる。眼にライトを当てながら、顕微鏡のようなもので、眼の中を覗きこんでいる様子。
この器機は調べてみると、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)と呼ばれるもので、
一種の拡大鏡である。そこに帯状の光を当てて目の病気を調べる、結膜、角膜、前房水、光彩、瞳孔、水晶体などの検査ができ、検査の要と言われている。
その場で診断結果を教えてくれる。今のところ処方された眼科特製の目薬を、毎食の食前と食後に眼に差すが、それが効いているのかどうかは分からぬが、変化は無いそうで「毎月来院してくだいさい」と申し渡される。これで眼科との付き合いも果てしなく続くことになる。
特に私のように、物を書(描)いたり、読んだり、パソコンで処理したりと、眼を酷使している者にとって、眼の状態を維持し、悪化させないことが大切だと認識している。
このことは、他に罹っている持病にとっても同じことが言える。歳相応の養生は、し続けろと言ったところか。
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