2015.3.22 触れる
今回は、人の五感のうち触覚について、触れてみる。
触れるという言葉は触覚について使われるより、「琴線に触れる」と言ったように、心で感じるものの方が多いようだ。
敢えて感覚的な触覚について調べて見た。
Goo辞書では「ものに触れたときに生じる感覚」とある。これでは感触が弱い。もう少し突っ込んで解説したものはないか探すと、ジャポニカの解説が詳細を極めていた。
そのまま引いていくと、サッパリ飲み込めないので、勝手な脚注などつけて紹介することにする。
「生体の表面(皮膚や粘膜)に加えられた蝕刺激によって起こる感覚。圧覚や振動感覚と同一次元のいわゆる「動き受容感覚」の一つである」これではピンとこない。実際どのような感じなのか、言葉を変えて表現を試みるとこんな表現が浮かんでくる。
「手と手が触れ合う」、「指で触れてみるとビリッときた」、「顔と顔を触れ合わせんばかりに」、「傷口に触れると体中に痛みが走った」などを示すことができる。
更に説明は続く「触覚は機械的刺激の一種である触刺激によって、毛の動きや皮膚、被膜に変形とか歪みといった生体組織が生じた時に起こる」ここのところは次のように表現してみた。
「強くつねったら赤く変色した」、「セルロイドを擦って頭に近づけたら髪の毛が逆立った」などがわかり良いだろう。
更に続けると「触覚は体全体に点状に分布している。触受容器はいろいろな形状をした神経終末でその分布は手指の皮膚と口唇とにおいてもっとも大きく、体幹の皮膚では小さい」とあり「あゝ指と唇が一番感じるんだ」などと変に納得させられてしまった。
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