kiji

2015.3.25 嗅ぐ(前編)
 五感の最後に、嗅覚(きゅうかく)を取り上げる。
 鼻を利かせて嗅ぐという働きは、日常生活には欠かせない。聴覚同様、直接身体に触れずに感じる機能だ。犬や猫の嗅覚にはほど遠いが、機能的には同じで嗅ぎ分けることも、見えない場所からの臭いも嗅ぎつけることができる。
 この嗅ぐという道具は、鼻という器官が司る。
 受容器としての働きについて、wikipediaでは、次のように説明している。多少ではあるが、手を入れて見ていただく。
 嗅覚とは、臭いや香りを感じ取る感覚で、難しい生理学的表現をすると「揮発性物質が嗅覚器の感覚細胞を化学的に刺激すことで生じる感覚」としているが、言ってみれば「臭が鼻に到達し、鼻の粘膜を刺激して臭いとして感ずる」ということで、その粘膜にスギ花粉などが付着すると花粉症などという症状を引き起こすこともある。また難しい表現に戻すと「人においては、鼻孔の奥にある嗅細胞により電気信号に変換し、脳でそれを認識する」とまるでコンピュータのアルゴリズムに似た仕組みを持っている。
 臭いに反応するプラズマクラスターなどは臭いセンサーで感知しイオンで脱臭するとかで、最近ではいろいろなメーカーが、夫々の特徴を活かした製品を販売している。人の鼻には脱臭機能などはないから、鼻をつまんで息を止めるぐらいのことしか出来ない。その点は道具の方が進んでいる。(後編に続く)


 
この記事に関するご感想などを下記メールでお寄せください。comfree@papars.net
過去のの記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.