kiji

2015.3.4 味の感じ方
 舌(ベロ)で味を感じることを味覚という。人間の感覚には視・聴・触・味・嗅という5種類の感覚があり、これらを総称して5感と表現している。頭で感じるのは第6感という。
 さらに味覚についても、色々な感じ方に分けられる。
 甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味などが代表的味覚として上げられる。
 これらの味を感じるのは舌であるが、舌の夫々の部位で特定の味を強く感じると言う。一説によると「味覚地図」と呼ぶものが存在するようだ。
 それによれば、舌の先端は甘味、左右が酸味、中央部が塩味、奥が苦味(渋味)となっている。
 これは一説で、当然異論があり、「味覚特性は、すべての領域で同じであり、場所による味覚の偏在は無い」と言うところが、今日通説とされている。
 そこで実際に検証することにした。順序は不同だが、これを書いている、いつものコンビニのコーナーで飲んでいるコーヒーの味だが、ブラックは苦手なので、少々の砂糖とミルクを入れたものの味わいとなる。
 飲んだ当初はあまり特定し難かったが、後味で部位が判明した。コーヒー独得の渋み(苦味)は喉の奥に残り、酸味は舌の左右で感じ取れた。
 次に甘みと辛味であるが、折悪しく風邪をひいていたので、薬局で買った「生姜のど飴」を舌の上で転がして味わってみた。風邪をひくと味覚が鈍るというが、味の識別は出来た。その結果は、甘味は舌の先端で感じ、辛味は舌の前半分で感じ取れた。
 これで塩味を残して夫々の味の持ち場が判った。塩味は塩せんべいで試した。思い込みもあり、塩味は舌の中央部が一番強く感じるようだった。
 これらの感じ方は多分に主観的で人によって異論はあるだろう。
 結果、個人的見解として、5味については舌の特定の部位で感じ取るという「味覚地図」の存在を支持することにした。
 
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