kiji

2015.11.15 今年は暖冬?
 天気予報が面白い。最近は気象予報士が独自のやり方で発表するので、当たり外れは別として、楽しめる。衛星からのビジュアルな映像も一役買っているのも見逃せない。
 それはさておき、今年はエルニーニョの年に当たり、予報士の解説によれば、史上2番目の規模の異常気象だという。その話に関連して今年が何故暖冬になるのか探ってみた。
普通の冬は東高西低といって、東(大陸側)の高気圧が寒気を伴って日本に押し出してくる。逆に西(太平洋側)の低気圧は太平洋側に遠のいていくという気圧配置となる。ところが、5年に1度くらいエルニーニョの影響で世界的な異常気象となる。
 海水温度が全体的に高く、地球温暖化がさらに進んでいる。このエルニーニョ(昨年はラニーニャ)現象は日本の天候にも様々な影響を及ぼしている。気象庁の統計によれば、エルニーニョ現象が発生している時の、東日本の冬(12月〜2月:1958〜2012)の天候の特徴は次のようになっている。
「平均気温:低い22% 並 15% 高い 62%」と暖冬であることが分かる」
「降水量:少ない31% 並 15% 多い 4%」と天気が悪いが低気圧の関係で暖かくなるだろう
「日照時間:少ない 54% 並 38% 多い 8%」と日本で最も少なく、ぐずついた天気が続くようだ
 平年の平均の天候を表すグラフが見当たらず、比較できないのが残念だが、
 エルニーニョ現象が起こると、日本では日照不足の冷夏や暖冬となり、「夏は暑くて冬は寒い」という四季の特徴が弱くなると言われている。 
 実際にもう11月中旬であるが、暖房器具はあまり使っていない。この辺からも今年の冬は暖かくなるだろうと推測される。




 
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