2015.11.22 大人の遊び(ゲーム2)
大人の遊びといっても色ごとの話を期待されては困る。あくまでも子どもの遊びの発展線上にあるものを取り上げてみるつもりだ。
大衆的遊びの筆頭はパチンコである。これは機械が相手で一人で遊べる。景品目当てではなく金目当てであるから、競馬、競輪、競艇と同類だろう。カジノ構想が上がっているが、これも賭け事のデパートといったところで、射幸性(ギャンブル性)を売りにする公営ギャンブル場を作ろうということなのだろう。
随分古い話になるが、かつてパチンコは手動式で、いかに玉を台に流し込むか技能を競う面白さがあった。景品も小さな店が開けるぐらいたくさん置いてあった。遊んでうまくいけば袋一杯の景品を抱えて店を出るという勝利感も味わえた。それが自動化され、換金目当てになってからは、私は全く興味が失せて足を向けなくなった。アナログからデジタルへと、この世界も素朴な遊びの要素は失われた。
ギャンブル依存性に陥る人も多いという。こうなると遊びとは言えず、息抜きのはずが逆に心を蝕んでしまうことになる。
健全な遊びとしては、子どもから大人まで幅広く楽しめるのが、囲碁・将棋などのゲームで「待った、待った」と繰り返すヘボ碁、馬鹿言いながら何番も繰り返す縁台将棋など大衆娯楽は、見ていても楽しい遊びだ。
外国では広く行われているチェスは、触ったこともないが、外国映画などでチェスを指すシーンをよく見かける。どちらかというと将棋の外国版といったところなのだろう。
知的でグループ向けのゲームにロールプレイングゲームというのもある。これは「ゲームの参加者が各自に割り当てられたキャラクターを操作し、 一般にはお互いに協力しあい架空の状況下にて与えられる試練(冒険、難題、探索、戦闘など)を乗り越えて目的の達成を目指すゲームの一種である。今日では、コンピュータRPGが人気である」(wikipedia)というものだ。これは複数の人間で、いろいろと知恵を絞って戦略を展開させるので、企業などでもOJT(職場内訓練)として採りいれているところも多いという。
どんなゲームをするとしても、ゲームは心から楽しめるものであってほしいものだ。
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