2015.10.23 セルフコントロール(自制)
自分自身を制御するのは難しいことだ。計画を立て「ああしよう。こうしよう」とは思うのだが、うまく実現できることはそう多くはない。
それだけ雑念が多く、厳しく律して行動できず、例えば、次のような誘惑には逆らえない。特に食い意地というやつで、甘いものに目がない方なので、目の前にするとつい手が出てしまう。どうも糖尿病持ちは、その原因として、甘いものが好きで自制できないところにある。体調が悪い時は我慢できるが、それは意志とは関係なく、また体調が戻ればまた蒸し返しでコントロールが効かなくなる。
セルフコントロールとは自制するという意味である。自分自身に節度を守らせようと務めることで、禁欲主義とはかけ離れた軽い抑制である。そんな簡単なことができないかと言う声が聞こえそうだが、自分の嗜好や行動にタガをはめるのは、それほど容易なことではない。
人によって思うようにコントロールできないことの対象が異なるのは当然である。
私は酒やタバコなどは嗜まないから自制の対象にはなりえない。ところが、大酒飲みやヘビースモーカーにいきなり摂取量を半分に減らせと言っても無理な話で、これは自制の範囲を超えているからだ。もし実行に移せても三日坊主といったところがオチである。
修行僧ではないのだから、できるところから徐々にセーブするのがいいのではなかろうか。
社会生活を続ける上で求められるセルフコントロールとは、法を守るということで、これは最低限のルールやマナーを守りましょうということで、誰でも簡単に果たせるはずのものである。たまに道を踏み外して新聞ネタになる人も後を絶たないところを見ると、自制するという行為は、簡単なようで強い意志の力が伴わないと、直ぐに崩れるものであるのだと、胆に命じておく事としよう。
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