日常細事


kiji

2016.10.20 フック(mono)
 家で使う道具(mono)のひとつにフックがある。誰でも知っている洋服のハンガーや小物入れをぶら下げる例のモノだ。
 和室の長押(なげし)や空いている壁面や板戸の適当な位置に取り付けて利用する。
 取り付け方はTPOで引っ掛けたり、ビスで留めたり、貼付したりと工夫次第といったところ。
 家の中だけでなく、出掛ける時に携帯するバッグやリュックに取り付けて利用される場合も多い。昔遠足のとき背負ったリュックには金属のコップがぶら下がっていた。これなどはフックで引っ掛けてあるモノだ。
 そこで、ザッと自分の身の回りを見るとしよう。窓辺のラック(パイプ製の組み立て式)の縁にはペン立てなどの100均で求めたグッズがぶら下がっている。空いてるところは埋める主義だから、結構賑やかだ。
 ぶら下げるフックも色々で、L字型やS字型が多いが、大きさはぶら下げるものに合わせる。
 とにかく種類が多いので、例示するのに迷ってしまう。例えば、和室でフックを使う場合、鴨居と長押(なげし)があるが、鴨居 (ふすまや障子などの建具をはめる溝付きの横木上部)を使うのは、雨の日など洗濯物を部屋の中で乾かすときフックハンガーを掛けるのに都合がよい。歩く邪魔にはなるが、そこは我慢しよう。長押( 鴨居の上や敷居の下の側面に取り付けられている、柱と柱の間を繋ぐ横材)はさらに使い勝手が良い。幅があるのでより多くのフックを掛けることができる。形状はL型フックが多く、釘で止めたり、長押と壁の間に差し込んで固定する。そこにハンガーを吊るし、洋服を掛ける。中には長尺の板状のフック掛けなどを使って多くのハンガーを掛けることもできる。
 フックを掛ける場所のないユニットバスなどは吸盤式や接着材付きのフックを利用して風呂小物を掛けたりする。
 このようにどんな場所にでも取り付けることができるよう、アイデアが盛り込まれたグッズが揃っており、室内空間利用の代表的モノと言うことができる。

 
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