日常細事


kiji

2016.10.26 汚れを取る
 人の目には見えなくても、部屋の中には細かい塵が浮遊しているものだ。軽くて微粒子だからどこにでもへばりつく。そしていつの間にか、薄っすらとした埃が目に見えるようになる。
 映画で意地悪な職場の上司が掃除を点検する際、窓枠の上をさっと撫ぜるように指を滑らせ、埃が残っていないか確認するシーンを思い出す。
 汚れているのは嫌なものだ。だから掃除する。掃除道具だが、これは用途に応じて様々だ。汚れ落としの液罪なども対象によって多種類ある。
 その辺を踏まえて、身辺の汚れをどのようにして落とすか検証してみることにする。
 もっともポピュラーな掃除法は雑巾がけである。水を使ったり、乾拭きなどといったやり方で汚れを拭き取る。モノによっては水を嫌うので、そのようなときは「はたき」を使う。
 私がもっとも頻繁に汚れを取るモノはメガネだ。普通はメガネクロスで拭き取るが、細かくクリーニングするのにはメガネクリーナー(目薬状)で洗ったり、超音波式の機械の中に水を張って洗浄したりする。これは洗った後でティシュで拭くなど多少面倒で最近使わない。これなどはメガネ屋さんの営業用向きかも知れない。
 次にパソコン画面(液晶画面)は静電気で埃を吸い寄せる。これは下手に擦ったりすると傷がつくデリケートなもので、毛先の柔らかい専用ブラシを使って払う。チリは毛先に吸着される仕組みだ。カメラレンズなどはもっと神経を使って掃除する。ブロアでごみを飛ばし、専用のクロスで慎重に拭うようにして磨く。
 金属や陶器などの汚れは洗剤を使う。ハサミやピンセットにへばりついた汚れは、シールはがしスプレーを使う。この成分はオレンジ油を使っている。お酢やレモンに洗浄効果があるのは広く知られている。
 かくして汚れを落とすという作業は生活している限り続いていく。

 
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