日常細事


kiji

2016.10.31  スポーツケア・アクセサリー
 もうだいぶ前の話になるが、定年後に地元のソフトボールチームに入った。その時メンバー中2番目の高齢者であった。それでもなお入れてもらったのは、健康維持と野球が何より好きだったからだ。
 ところが肉体は既に大分くたびれており、直ぐに肩や腰を痛めた。当時流行っていた健康に良いといわれるネックリングや手首に付ける健康ブレスレットなどを、早速試した。
 今でも野球選手や陸上競技の選手が身につけているモノだ。プロの選手と私のような者とではモノが違うのは言うまでもない。
 有名人がCMに多く出ているメーカーの製品でいろいろなアクセサリーが発売されている。私もここの会員になり店に通い、腰痛ベルト、チタンネックレス、腹巻から靴下に至るまで使ってみた。ここのメーカーは水溶性のチタンを使っており、それが評判だった。大衆的で店員の対応もよかった。それが一時期を画してハイソなクラブに経営転換し、遠い存在になってしまった。
 まだ効果がはっきりしないうちに退会することになったので、これらの製品(今も使っているのがある)がどれだけの効果があるのかあらぬかは未だに不明だ。
 さて、その効果の程に関して、10月27日付の新聞に2015年国勢調査確定値という記事が載っていた。それによれば「75歳以上人口1612万人、総人口の8人に1人で14歳以下の子ども(1588万人)を上回った」とあり、少子高齢化の進行を大きく取り上げていた。
 ということは、人の寿命が長くなったことの証であり、その陰にこうした健康グッズの普及が一役買っているのかもしれない。
 そこで少し先に示したスポーケア・アクセサリーについて探ってみた。結論は見当がつく。大体こういう製品は気分に大きく左右されるようだ。つまり効くも効かぬも気持ち次第で、これを辞典で調べると「プラセボ効果(プラシーボ効果)という現象があり、偽薬を患者に与えたときの治癒効果である。プラセボ効果は疾患によって違い,精神疾患,リウマチ疾患,各種の痛み,高血圧,消化性疾患ではつよく現れる」とある。
 結局一種の自己暗示による効果が一番大きいのかもしれない。

 
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