2016.11.18 練習と本番(後編)
そこで話を麻雀の打ち方もしくは臨み方に戻すと、練習で勝ちまくっても、本番ではからきし勝ちを取れないのは当たり前のことだ。前回麻雀はツキのゲームだと断じたが、実はこのゲームは非常にメンタルな要素が勝負に影響する。
本番に弱い人は、大体気が引いてビクついているからで、これでは勝ちには繋がらない。思い切りの良さを保ってこそいい勝負ができる。オリるということも大切で、運がいい人でも半分は諦める決断が求められる。これはAI麻雀でも同じで、AIたる所以は学習することで、段々に強くなるようで、前編で書いたようにはいかなくなった。
練習は兎にかく数をこなすことで、その成果で自分の思い通りのアクションができるようになる。勝ち負けのあるゲームにしろスポーツにしろ、勝負をしなければ何も得られない。そのための厳しい練習だということになる。
例えばあがり症の人は人前で話すのが苦手なものだ。私も若いころは大変なあがり症で、本番でうろたえて恥をかいた思い出が沢山ある。
それは人の目を意識し過ぎて、頭が真っ白になり脈絡が無くなることで、こうした経験をした人は多いのではないだろうか。自信のない人は原稿を読めばよい。丸暗記したつもりでも、そんなものは簡単に消えてしまい、支離滅裂になってしまうのだ。前日から緊張して胃炎を起こす人も多いそうだ。
普段から自然に口から言葉が出るように備えていれば、それほど動じるほどのモノではないはずようなものだが、やはり百戦錬磨と言って、場数を踏まないと中々そうは本番に強くはならない。
野球選手の言葉「ベストを尽くせば自ずから結果は付いてくる」とは言うが、気持ちを鍛えること、言い換えれば「不動心」を養うのが肝要だ。
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