日常細事


kiji


2016.12.24 年末の行事まとめ(前編)
今年の冬至は21日だった。夕食にかぼちゃを食べ、風呂は柚子湯にして、温まりながら考えた。
 日本の伝統文化や行事は年末年始に多く集まる。
 そこで今回は年末の行事とかしきたりについてまとめて見た。
 行事の順番で、冬至・天皇誕生日・クリスマス・餅つき・正月飾り・歳の市・大祓・年越しなどの行事があるが、全部は紹介しきれないので2回に分け、今回は歳の市まで紹介しよう。
1.冬至(21日)
 冬至に食べるカボチャは、特別に冬至南瓜と呼んで、秋に収穫したカボチャをこの日まで保存して食べる。冬至カボチャを食べると風邪をひかないとか、中風(中気ともいう)にならないという言い伝えがある。
 また、柚子(ユズ)湯に入ると身体が温まる。言い伝えでは柚子湯に入ると一年間病気に罹らないという、医者知らずの効能があるということだ。
2.天皇誕生日(23日)
 今上天皇の誕生日『 明仁(あきひと、1933年〈昭和8年〉12月23日 満82歳 )は、日本の第125代天皇』で、これは法律があって「国民の祝日に関する法律」によるもので、即位した天皇の誕生日が祝日になる。昔は天長節という呼び方があった。これは老子の言葉「天地が永久に不変であるように、物事がいつまでも変わらずに続くこと、天地長久に由来する」
3.クリスマス(25日)
 キリストの誕生を祝う降誕祭であるが、24日の前夜祭(イブ)が一番賑わう。今年は連休の関係で22日が公立学校の終業式だったこともあり、街中の盛り場には多くの人が繰り出すことだろう。既にこれを書いている23日にはMM21地区などは来街者で人や車が溢れ、地元の私などはこの時期近づかない。ケーキが飛ぶように売れて、景気の良い話となる。
4.餅つきと正月飾り
 正月の餅を年末に搗くのであるが、これには古くから言い伝えがあり「29日に搗く餅はクニチ餅といい、大晦日に搗く餅は一夜餅といって禁忌とされている」
 また、同様に大晦日に正月の飾り付けをすることを「一夜飾り」といって、年神様(正月に家々に迎えて祀る神様)に対して誠意に欠けるということで忌む。
5.歳の市
 12月の半ば以降に各地で行われる年末の市で、大きな神社やお寺の門前に、伝統ではガラクタなどを並べて売る骨董市のようなものであるが、今は正月の仕度などのものも売っている。路上にシーツを敷き商品を並べる。年末の風物詩ともいえよう。
 この他の大祓(おおはらい)や年越しなどの行事については次回紹介する(28日)。


 
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