日常細事


kiji

2016.12.3 荷重オーバー
 このタイトルはトラックの積載量オーバーを想像すると思うが、全く違う話の展開となる。
 質量保存の法則という学説がある。何のことか実はよくわからないが「化学変化の前後で全体の質量は変化しない」という内容だったと思う。
 実際どういう事かヤフー知恵袋で検索してみた。分かりやすい説明に出会った。
「例えば、炭を燃やすと、残った灰は軽くなる。これだと質量保存の法則には合致しないことになる。ところが燃やした時発生する二酸化炭素などをすべて回収すると最初の炭の重さと同じになる」ということで、これはCOP21の 温室効果ガスの排出量につながる。この法則が地球温暖化に大きく関わっていることが分かる。
 なぜこんな関係のないような話を取り上げたかというと、年を重ねるごとに色々なことが負の方向に向かっているからだ。どういう事かというと、肉体にかかる負荷は年を取っても減ることはなく、その分あちこちが機能不全を起こすことになる。身体を空気のように軽くできれば負荷は無くなるのだが、そうは問屋が卸さない。生きていくためには必要なカロリーを摂取するから、体重は変わらない。
 私の場合は特に重力の影響が大きい。立ったままでいるとすぐ腰に来る。人は成人になってからは体にかかる負担は、その大きさに応じただけかかるということで、年齢には関係ないようだ。このことは押しなべて老朽化すると、もともと同じ負荷が積載オバーに感じるという図式が成り立つ。
 変な例えで文脈が成り立ったかどうか怪しいものだが、生きている限り背負うものの重さは変わらないという寓話だと受け取ってほしい。




 
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