日常細事


kiji

2016.6.13 どこか変な梅雨
 今年の梅雨入り宣言は6月5日で、普通では11日が梅雨入りとされることが多い。したがって1週間ほど早いことになる。
 大体梅雨は40日ほど続くそうだから、その間じめじめと湿っぽい雨季になるのだが、どうも今年は勝手が違うようだ。梅雨の宣言された2~3日はその兆候が見られたのだが、その後今日(12日まで)初夏の日差しの日が続いている。梅雨はどこに行ってしまったのだろう。報道では首都圏の水瓶である利根川水系のダムは雨が降らず、毎日その水位を下げ節水の噂も出始めた。
 今回は梅雨の鬱陶しさを取り上げるつもりなのだが、何とも書きにくい。ポツポツでもシトシトでも雨が降っていれば、雨の中に目立つ紫陽花などを取り上げて「雨に映える花」とでも銘打って一文が仕上がるのだが、日差しの中の「アジサイ」では様にならない。
 晴れていても、一応雨の準備をして散歩に出る。眩しい日差しと照付ける太陽で、ご婦人方の傘は日傘となる。日差しを避けて、一休みと行きつけのカフェに入る。いつもはホットな紅茶を頼むのだが、アイスティーなど注文することになる。実はあまり冷たい飲み物は好みではないのだが、その気にさせるほど外は暑い。
 汗ばんだ体は冷房と冷たい飲み物で、急速冷却される。アイスティーにしたのを後悔する。この時期は外と建物の中とは温度差が激しい。そこでリックサックからカーデガンを出して着込むことになる。
 暑い盛りにリックサックを背負うのも背中に汗をかいて、気持ちいいものではない。しかし、傘と冷房除けの上着を持ち歩くとなると、装備が大きくなるのはやむを得ない。
 こんな塩梅の天気、この気まぐれには困惑する。降るのなら、それらしい季節感を演出して貰いたいものだ。


 
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