2016.7.10 熱波の道を行く
昼間の最高温度が35度を超える本格的夏が到来した。
まだ10日の時点では梅雨明け宣言は聞こえてこないが、太陽の熱は容赦がない。
夏休みに入る頃には、またまた記録を塗り替える猛暑の予感がする年になりそうだ。
いつも歩く舗装された道は直射日光で焼けるように熱くなってきた。足元から這い上がる熱気は尋常ではなく、体を蒸すように包み込む。風があれば我慢も効くが、日陰を求めて建物の影を選んで、蛇行する。汗をカキカキ広い県道にあるバス停に出る。ここは更に熱の反射が大きく、遠くに見える車がユラユラと立ち昇る陽炎の中で揺れている。楓の街路樹の陰に身を移し、バスの到着を待つ。
バスは都会のオアシスの一つ。冷房が効いて汗が引いていくのを感じる。完全冷房になったのはいつの頃からか。冷房ではなくエアコンというのが正解か。思えば贅沢な話ではある。
地下鉄のある場所で乗り換える。市営地下鉄も快適だ。乗り物が快適なので、あの暑さがウソのようだ。それを忘れてその日の散策コースを歩き出す。またまた暑さが待ち受けている。気温と共に体温も急上昇するのか、汗が首筋を伝い落ちる。
こういう日は計画的に森林浴できる道を選ぶ。木陰の中で風に吹かれながらゆったり歩くとができれば至上の喜びだ。
これから毎日の散策は、暑さとの戦いになる。水分補給を怠らず、熱中症対策を万全にして、熱波の道に踏み出すことにしよう。
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