2016.7.14 模様も色とりどり
夏の青空に浮かぶ雲。様々な形を描いてその姿を変える。真っ直ぐな白い一本の線は飛行機雲か。
時々刻々と明るさを変え、色彩も茜色で行く雲を染める。千変万化の模様を織り成す空の顔。
自然が描き出す模様もあれば、人が生み出す光と影の模様もある。
暗い夜空に大輪の花を咲かせる花火は真夏の風物詩。束の間咲いて消えていく夜に咲く華。
彩りも鮮やかに闇を染め、描く文様は花柄模様、モザイク模様、水玉模様と数多ある。
光と影が対となって画く影絵は子どもの遊び。壁に映った手の影が模様を形造る。
イヌ、ネコ、キツネそして鳩となって、鳴いてみたり、羽ばたいたりして楽しんだ思い出。
「あざやか色の春はかげろう
まぶしい夏の光は強し
秋風の後雪が追いかけ
季節はめぐりあなたを変える
アア・・・」
これは井上陽水画く「心模様」の一シーン。
とここまでは、詩的表現で「模様」について綴ってみた。これから模様という言葉はどのように使われているか探って見ることにする。
模様という言葉は上述の文章を例にとると2通りの使い方で言い表わされていることが分かる。空に浮かぶ雲などは様子や有様を表す使い方だ。もう一つは、花柄模様、水玉模様のように、工芸品を飾る図案や色使いなどを表わすときに使われる。
これらの使い方は二つの言葉の組み合わせで明確なイメージが浮かんでくる。水玉模様のように模様の上に水玉が付く形が殆どだ。 逆の場合は少なく、調べてみても「模様替え」とか「模様眺め」ぐらいしか浮かんでこない。
私にとって模様とは「paint(ペイント)」の素材に変わる。今日もまた一つ他人(ひと)の家の玄関前の敷石に描かれた模様が借景されてページに追加されることになる。
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