2016.7.23 再利用のすすめ
このホームページを開設してからおよそ3年が経過する。その間に色々な分野に興味がわき「のぞむ:watch、しるす:write、うつす:image、えがく:paint」といった四つの構造ができ上がった。
そもそも後期高齢者の年(2013年)から始めた挑戦だったから、新しい発想という点では衰退期に差し掛かっていただけに苦労した。創作に関しては初心者であることは年齢には関係なく、一から学習し直す必要があった。学ぶということは真似るということに始まるということが、よく言われるように私も例外ではなかった。
文章作成に於いては「引用」、描くに於いては「塗り絵」といったような、他人の作品の力を借りることが多く、それは今でも続いている。
著作権の問題があるので、そこのところはしっかり押さえて利用させてもらった。
今回のテーマ「再利用」とは、著作権の切れたような作品を上手く利用するというのも方法の一つである。音楽や背景画には著作権フリーのものも多くあり、これらは結構使わせてもらっている。これも再利用かもしれない。
それでは作品に全くオリジナルなものはないかというと、そうでもなく「しるす」はエッセイなど書き物であるので、これは殆どがオリジナルである。今書いているコラムも創作物である。
書き物の再利用は難しいが、その他の分野ではかつて取材した写真や動画は、全部を紹介しているわけではないので、再編集してテーマを変えてリニューアルできる。最近発表した「ザ夏や横浜の寺社シリーズ」はその手のものである。
人の体は年々衰えるものだ。体力の低下や足腰が重くなると、取材活動にも大きく影響してくる。それを補うのは、今までため込んできた資産(写真や動画、取材メモ)の再活用である。
確かに鮮度は落ちるが、別の視点で編集しているので、内容的には別物である。このように長く続けるには、新しさだけでなく資源の再利用という手法を使わないと手詰まりになるのは明らかだ。
再利用の問題点は、作品が新たな興味を喚起しなければ、効果があったという判定はできない。
今回はホームページ作成上の資源の再利用について述べてきたが、普遍的問題としての再利用の知恵については機会を見て纏めてみることにする。
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