日常細事


kiji

2016.8.20 電池(mono)
 携帯電話を使用中に電池(バッテリー)切れを起こした経験はよくあることだ。私たちの周囲にあるモノの中には電気を使って動く機器が沢山存在する。これらの器機は電気を絶たれたら使いものにならない。
 この電気を供給するのが電池であり、器機の形状や性格によって各種の電池が用意されている。
 今回は自分に身近な存在の電池を取り上げてみた。電池の種類等は「電池工業会:電池の樹」を参考にさせていただいた。
 日本中を襲った未曾有の災害「 東日本大震災」が起きた時に、店から単2電池が一斉に消えたことを覚えている人は多いだろう。防災グッズの中に昔ながらの円筒形の懐中電灯が含まれている。これには通常単2型という電池が使われている。それが買い占めされ、あのような状況を生み出した。オイルショックの時のトイレットペーパー買い占め騒動と同じ社会現象である。
 普段気にもされない単2電池が一躍社会のフットライトを浴びるのも皮肉な話だ。この単2電池は「電池の樹」によれば、化学電池という幹から出る枝のマンガンもしくはアルカリ電池に属する。形は円筒形で大きさは、日本の基準では単1から単5まである。実は単1や単5があるとは知らなかった。コンビニ等では単3や単4のアルカリ電池が圧倒的に多い。それだけニーズがあるということで、実際LEDライトや小型テープレコーダー、携帯ラジオなどに使われている。
 携帯電話やスマホなどは充電式の蓄電池を内蔵している。これは二次電池という幹から出るリチウム二次電池やニッケル水素電池という枝に属するもので板状のものが多い。
 今回は単体で使い捨ての電池と、充電を繰り返して使う電池の二種類の電池について見てきたが、これはほんの一部である。
 コイン電池など面白い電池もあるので、これらについてはまたの機会に取り上げてみたい。


 
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