2017.3.21 数え方いろいろ(4)ペーパー
今回は家の中にある紙類(書籍・ダンボールを含む)について考察してみた。
日常使う紙類で最初に思いつくのがトイレットペーパーで誰でも一日に数回はお世話になるはずだ。この数え方はその形態や数により数え方も変わってくる。通常は円筒形に巻かれた状態にあるので1ロールと呼んだり、1個ないしは1本(ロールの芯の部分)と呼ぶ。スーパーなどでまとめ買いする時は12ロールで1パックと呼ぶ。昔はちり紙を使ったので、この場合は1枚単位で数え、まとめて入っていれば1箱という。これはティッシュペーパーも同様である。
私は手紙は筆書きで和紙を使うことにしている。書道などで使う和紙は半紙と言うが、なぜ1枚でも半紙なのかという謎々みたいなルーツは「 昔の手漉和紙(てすきわし)の基準寸法[1尺6寸×1尺1寸]を半分〔8寸×1尺1寸=24.24×33.33cm 〕に裁断したものを使用したので半紙と呼ばれた(インターネット調べ)」ということだ。この数え方は、習字を習っている人なら耳にしているだろうが、多少特殊な数え方をする。1枚に始まり、20枚セットで1帖といい、10帖で1束(そく)、100帖でひと締めと数える。
プリンタなどで使う普通紙は1枚から始まるが、某文具メーカーのホームページによれば枚数に応じて、1冊(500枚入) 、1セット(1500枚:500枚入×3冊)、1箱(5000枚:500枚入×10冊)という数の単位で呼び分けをしている。紙の数え方は和紙の場合ははっきりしているようだが、普通紙の場合は和紙のそれと混同した数え方がされており、明確な基準はないようだ。
本の数え方は「数え方の事典:小学館」によれば「冊」は書籍・本の数え方 。「点」は作品や商品としての数え方。「部」は発行部数や売上部数の数え方。「巻」はシリーズ本や続き物の本、百科事典などの数え方。などに分類している。
段ボールの数え方は折りたたんだ状態では「枚」で数え。箱の形にすると「箱」という数え方に変わる。
このように4回にわたって数え方のいろいろを紹介してきたが、先程参考にした「数え方の事典:小学館」のように多くの事典・辞典が刊行されているぐらいなので、数え上げるとキリがない。ひとまず今回でこのシリーズは終わることにする。
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