2017.3.24 しおり(栞)mono
本を読みかけの時や後で参照したい時に、そこのページに栞を挿むことはよくある。
文庫本などを購入すると、短冊のような形をした紙の栞が入っていることがある。最近はレジのところに置いてあって好きなように持っていくこともできる。
単行本や辞典などには紐の栞(リードと呼ばれている)が付いている。リードの場合は紙の栞に比べ厚みも幅もないので、読みたいときに直ぐにそのページを開くことができないので、別に栞を差し込んでおくことが多い。
栞の役割は読みたい場所を開くことができればよいわけで、有り体に言えばなんでも良い。間に合わせだから決まった規格などはない。極端な話、爪楊枝でも、ゼムクリップやコーヒーのマドラーのような棒状のものでも代替できる。リードと違って、固定されていないのですぐに何処かいってしまうのが栞の運命だが、このようになんでも栞に化けるのも特徴といえよう。
私の身近なところにある栞は、何種類かある。形状や材質が違うので紹介する。
書籍についてくる栞は、単なる紙の短冊ようなものだが、紙の頭に穴を開けて紐を通して引き出しやすいようにした栞もあり、これは文具店で色とりどり揃えて売っている。和紙であったり、プラスチックであったりと材質も様々だ。
皮製のものを外国土産にもらったのがあるが、これは丈夫で丈が長いのでA4版の本などの大形本に向いている。薄いなめし革を切り抜いた皮製のブックマーク(栞のこと)はちょっとしたプレゼントには気が利いている。少々値段が高いので、なくさないように気を使うのが、栞の性格上玉に瑕といったところか。
私が結構重宝に使っているのが、ブックダーツと言って、これはインターネット通販で購入したもので、米国製で丸い金属缶の中に50個入っている。ダーツというように鏃(やじり)の形をしており、ごく薄い金属の板でできており、弾性があり一部を折り返してそれで紙を挿むようにして使う。非常に丈夫に出来ており、隙間が開いてしまうことはない。紙抑えにも使えるので、手紙を書くときなど便箋がずれないように固定する時などにも使える。
最後にもう一つ便利なのが、Post-itという幅8.42ミリ長さ17.7メートルの紙製のセロテープ風の一種のマスキングテープである。これを適当な長さに切って(テープカッターがついている)ページに貼り付けるだけで栞として使える。最近は大きな文具店でしか手に入らないようだが、長さがあるお陰で、私は何年間も使っている。糊面は貼ったり剥がしたり何回も使える。おもての白紙部分に書き込みもできるので便利で、いつもテーブルの脇において、栞専用に使っている。
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