2017.4.7 表現1(顔と頭)
人がいろいろな表情の変化で、自分の気持ちを相手に伝えたり、表現する。このコラム「2015.4.22体で表現する」でもほんの少し書いているが、よく観察すると人間の表情はその感情の動きで、実によく変化するものだ。今回は気持ちの表し方として顔(頭を含む)がどう変わるかを4コマ漫画(準備中)を交えて紹介することにしよう。
感情の変化などを体で表すことを、非言語表現と言って、身振り言語(ジェスチュア)とか身体言語(ボディーランゲージ)というのだそうだ。
ある研究者の説によれば、現実のコミュニケーションの中で、メッセージを伝える手段として言葉を使うのは高々30~35%で、残りは非言語行動によるものだという。
最近はスマホが普及しており、特に若者はSNSやLINEとかファイスブック、ツィッターと言った簡略なコミュニケーション手段が普及しているため(どこかの大統領も常用している)、その比率は研究者が発表した時代とはずいぶん違っているものと思われる。
それでも言外の表現という行動は数多くある。実例をあげてみよう。
①分かったというサインとして、「うなずく(同意・肯定)」 ②その反対のNOのサインは「首振り(不同意・否定)」③思案投げ首といった「首かしげ(思案・軽い疑い)」 ④それは無いだろうといった身振りとして「首すくめ(茶化す・とぼける)」 ⑤うなだれるのを「首垂れ(意気消沈)」 ⑥意のままにならない「しかめっ面(怒り・不安・憂い)」 ⑦不愉快な思い「眉ひそめ(不快感)」⑧気に入らない「ふくれ面(不満・不服)」 ⑨相手の出方を探る「上目遣い(顔色を窺う)」 ⑩相手の注意を他に向けさせる「目配せ(合図・喚起)」などを上げることができる。
このように非言語表現は結構あるものだ。次回はこれに手を交えた表現について観察する。(参考文献:記号の事典 三省堂)
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