2017.6.11 ベストなお金の使い方(まとめ)
この調査の原題は100人に聞いた「賢いお金の使い方」であるが、賢いかどうかは個人の価値判断であるので、ここでは調査対象者が自分で思ているベストな使い方と判断して改題した。
回答内容を仕分けした結果を示すが、この分類は、私の独断で「××型」としたものである。
「××型」の次のカッコ内の数字は回答数であり、その後に各項目の回答をまとめたコメントを付けた。
「下調べ型」(1) あちこちの店を回って比較検討する。
「先行投資型」(8) 将来に備え資金運用で利殖する、備えあれば患いなしである。
「クオリティ重視型」(5) 安物を買わず、品質重視で長持ちするものを買う。
「均衡型」(2) バランスのとれた出費と貯蓄を順守する。
「ノウハウ蓄積型」(1) ビジネス書籍を購入し、上昇志向する。
「メリハリ型」(1) 大きな出費に備え、確り貯蓄し家などを購入する。
「チャリティー指向型」(2) 人助けに使う「慈善タイプ」でヒューマニスト。
「教育重視型」(1) 子どもの教育に役立つものに金をかける。子どもは宝物。
「貯蓄型」(1) ひたすら貯金する。金があればいざという時に自由に動かせる。
「棚ぼた型」(2) 宝くじやギャンブルで一獲千金をねらる。欲求不満解消にもなる。
「節約優先型」(3) 先ず節約し、必要なもの(衣食住)だけに使う。爪に火を点すように貯める。
「危機管理型」(1) 先が読めない将来に備える。専守防衛が身を助ける。
「資金運用型」(3) 株式・投資信託・貯金など財産を増やす。利殖が一番。
「家計簿管理型」(1) 収入・出費をコントロールするお金を計画運用するのに必要。
以上14の分類(32回答分)ができた。
一番は先行投資であり、これは資金運用・危機管理と重なるので、数としては最も多くて、全体の35%近くを占める。お金のある人はこうした形で資産を増やしていく。これを見ても貧富の差が広がる模様が見えてくる。
2番目がクオリティ重視で、確かに品質が良いものは長持ちし飽きがこないのは確かで、賢い買い方であることが読み取れる。この裏返しに節約志向の人は100均ショップなどを利用することが多い。これは考え方の相違で、用が足りればそれでいいという考え、ブランド志向は無駄遣いまたは自己満足と考えるかも知れない。
調査対象者が子育て世代のように見えるが「教育投資」が少ないのが気になる。節約もいいが、今を豊かにという発想には程遠いというのが、今回の調査から見える結論と言えよう。
2017年の記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.