2017.6.22 仕事か趣味か道楽か
前回「自分では今している活動を電網作家と勝手に名付けている」と書いたが、これは造語でこんな職業はない。
実は最初「今自分のしている仕事は」と書きたかったのだが、仕事というのはその対価として収入を得るというような定義付けがしてあった。「それじゃいったいどう表現したらいいのか」と考えた。自分が現役だった時の仕事の延長線上にあることは確かで、退職後はパソコンのインストラクターを10年ほど続けて更にノウハウを培ってきた。
収入の道が途絶えてからも、このようにHP( ホームページ)の作成にはげんでいるわけだから、これはいわば天職(英語ではCalling:天の声による仕事という意味を持つ職業のこと)だと思っているので、これは無償の行為だから仕事とは呼べない。
「それは趣味の延長と言うんだよ」という声が聞こえてくる。一方「金かけて遊んでんだから、それは道楽だよ」という声も聞こえてきそうだ。自分では趣味の延長でもなく、道楽というにはもう少し余裕がない。仕事でもなく、趣味でもなく、道楽でもない、そこで電網作家という仮想の物書きとしょうしているわけである。
天職と呼べるのは、技術系職業では大工、板前、外科医など、文科系では文系学者、作家などで、仕事について、その道一筋で生涯を終え、人が認める業績を残すような仕事のことだと思う。
それに比べ75歳にして目覚め、ネットという電子化された世界に生き甲斐を見出だしている者が、よりによって天職などと言うのはおこがましい限りだろう。
またこんな声が聞こえてくる。「そういうのって、年寄りの暇潰しに過ぎないんじゃない」恐れ入ります。「そうです。私を電網作家と呼んで下さい」
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