2017.10.22 千里眼と地獄耳(その1)
人の感覚を最大限に表現する言葉に表題のような「千里眼」とか「地獄耳」がある。ここでの体の部位は「眼」と「耳」である。人には他にも鼻や口などがあるので、それに対応した大げさな表現を探してみる「ことば遊び」をすることにした。
先ず表題の言葉がどういう意味を持つのかネットで調べてみた。
千里眼とは「せんりがん)とは千里先など遠隔地の出来事を感知できる能力または能力を持つ人。透視と呼ばれることもある」これは感覚としては眼に該当する。
次は地獄耳とは「(じごくみみ)は他人のことや噂を誰よりも早く知っていること、そういうことでできる人や、一度聞いただけのことでも、いつまでも覚えていられ人という意味もある」これは耳に関する言葉である。
次に「鼻」であるが、ここでは鼻という文字の入った四字熟語を紹介すると、阿鼻叫喚(あびきょうかん)という言葉が浮かんでくる。これは「非常に辛苦の状況に陥った人が、泣き叫び、救いを求める様子。また、悲惨でむごたらしい様子」とある。
次は「口」の例として「筆舌に尽くし難い(ひつぜつにつくしがたい)」を上げる。この意味は「言葉では到底表現しきれないほどの、物すごい有様」のことである。
次は「触れる」という感覚を表す成句で、これもまたおっかない言葉で「逆鱗(げきりん)に触れるという言葉がある」この意味は「天子の怒りに触れること。また、目上の人を激しくおこらせる」ことである。ここまではいわゆる五感と言われている表現をあげた。
これだけでは少し物足りない。ここからは他の部位を上(頭)から順に紹介する。
「頭」に関する言葉でオーバーな表現として「怒り心頭(しんとう)に発(はつ)する」という成句がある。この意味は。「心底から激しく怒る」ということである。
頭に付随する「髪」には「怒髪(どはつ)冠(かんむり)(または天)を衝(つ)く」といって「激しく怒って髪の毛が逆立ったすさまじい形相」を表現する言葉がある。どうも穏やかでない雲行きとなったが、面(つら)・顔から下の部位は次回以降に紹介するとしよう。
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