2017.11.6 読書三昧
前回に電子メディアについての大まかな話を紹介したが、実際どう活用しているかということについて取り上げてみた。
実は今までの本の活用方法に対いしては、かなりの偏向があった。どういう事かと言うと、書く(描く)ための資料を集めていたという実務的面が主体であった。基本となる辞典類や画集、特集している人生哲学を構成する道元に関する文献がそのすべてと言ってもいいくらいの偏りがあった。
それはサイト更新という追っかけ仕事に精一杯だったからで、本来書くための栄養素とでも言える幅広いジャンルの知識の吸収には手が届かなかった。
ところが病を得て外出できなくなり、生の取材と言うHPの生命線と言うべき『Watch(のぞむ)』を欠いてしまった。これにより読者が減り、HPとしては大打撃を受けている。
それに変わる手段はないが、内容面でより濃い味付けを試みることにし、無料で入手できる本や雑誌を走り読みし考えるヒントをさがしている。結局行き着くところは自分が書くものと関連付けされてしまうのだが、こうしたことは歩んでいる道は一つに収斂するということで、避けられないことなのだろう。
どのような本を活用しているかという例を上げると雑誌では『週刊アスキー』『週刊エコノミスト』『日経PC21』、『家電批評』などがある。HPを運営する上でPCの最新情報は欠かせない基礎情報であるので、こうした電子雑誌を月額400円で自由に閲覧できることは非常に役立つ。
AmazonPrimeのKindleの無料読み放題でダウンロードしたものには、『北斎傑作浮世絵集』と『富嶽百景』及び『東洲斎写楽作品集』と『東洲斎写楽画集』が描画の参考文献として。『日本の仏像200』と『写真図解日本の仏像』なども描画解説資料として。「老いて後に学ぶ」の参考文献に『正法眼蔵(サンプル版)』『空の発見』などがあげられる。そのほか数冊はいわゆる教養本としてダウンロードして頭の切り替え用に目を通している。1万冊と言われる蔵書の中から選ぶのだから、眼に入れるのはその氷山の一角に過ぎないだろう。
かくして『電子書籍』と言われる豊饒の海に浸って漂うPCという名の船を操るのもまた楽しきかなである。
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