2017.8.12 使わなければ衰える
繰り返しの話になるが、今私は闘病中である。帯状疱疹が広がり、右上半身が猛烈に痛む。時折刺すような痛みが襲ってきて、耐え難い。そんな状態が2週間ほど続いている。ペインクリニックを紹介され、そこで喉元にブロック注射をしてもらったが、1回ではほとんど症状は緩和されていない。身体に発疹が活動している間は初期状態でブロック注射が最も効果的だということだ。日本人の6人に1人は罹るそうだが、年を取るほど治りにくいという話である。
痛みに対して過敏になり、過剰反応する。これがペインストレスで、そこまでいくと、神経痛のように一生抱え込むことになると、クリニックでくれたガイドブックに書いてあった。
先のことは分からないが、今一番自覚されているのが、身体の衰えで体重が大きく減ったので、皴皺(シワシワ)爺さんになってしまった。ここ1か月間歩けないから、体の筋肉が落ち、目立つところでは尻の肉がしぼんで、皴が出て垂れてしまった。大腿筋とそれに連なる 下腿三頭筋も弛んできている。よく分かるのが肩甲下筋(私の場合右肩の筋肉)で触って見ても、盛り上がりが消えてしまった。腹もアバラガ目立つようになった。こんな塩垂れた姿は人前に曝したくない。
痛みで1か月も家に閉じこもり、運動すらできないと体の筋肉は急速に削がれてしまう。医者には車で送ってもらうが、帰りは地下鉄とバスを利用する。杖を使っての歩行だが、僅かの距離を歩くのにも普段の倍の体力と時間を使う。1か月前まで散歩コースだった近くの駅に近いショッピングセンターへの片道には山坂があるので、今の体力では越すことはできない。結局ショッピングセンターまで車で迎えに来るよう要請する始末だ。
筋肉の落ちるのは早いが、戻すにはその3倍の時間がかかるという。それもいつもの3000歩散歩を続けたらという前提条件があっての話だ。
今はまだ病と闘っている最中で、何とも言えないが、治療が上手くいって元の状態に戻れば、時間をかけたリハビリに入ることができる。これも先が見えてはいない話なのだが、帯状疱疹ぐらいに負けてはいられない。
ここで身をもって感じたことは「何でも使えるうちは使わないと直ぐにダメになってしまう」と言う教訓である。
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