日常細事2018


kiji



2018.3.28 香辛料(2)
 香辛料2回目は唐辛子を上げる。家庭でもソバやトン汁などの汁物には欠かせない薬味で七味唐辛子の名で親しまれている。そのルーツや使われ方などを調べてみた。図鑑によれば、「唐辛子、唐芥子、蕃椒(バンショウ)は中南米を原産とする、ナス科トウガラシ属 の果実あるいは、それから作られる辛味のある香辛料である」と記載されている(以下wikipediaより要約)。
 そのルーツは唐の名があることから分かるように、「唐から伝わった辛子の意味であるが、歴史的に、この「唐」は漠然と「外国」を指す語とされる。同様に南蛮辛子(なんばんがらし)、それを略した南蛮という呼び方もある。唐辛子の総称として鷹の爪を使う者もいるが、正確には「鷹の爪」はトウガラシ種の1品種である」
 唐辛子は英語ではカプシカム・ペッパー (Capsicum pepper)、レッド・ペッパー、チリ・ペッパーなどと呼ばれる。その由来として次のようなエピソードがある。「胡椒とは関係が無いにも関わらずペッパーと呼ばれている理由は、ヨーロッパに唐辛子を伝来させたクリストファー・コロンブスがインドと勘違いしてアメリカ大陸に到達した際、唐辛子をインドで栽培されている胡椒の一種と見なしたためである。それ以来、トウガラシ属の実は全てかぎ『ペッパー』と呼ばれるようになった」という話である。
 その用途であるが、胡椒などの他の香辛料と同様に、料理に辛みをつけるために使われる。また、健胃薬、凍瘡・凍傷の治療、育毛など薬としても利用される。
 使われ方はその猛烈な辛さから好き嫌いがあり、それは唐辛子の辛味成分がカプサイシン類ということで。この辛さは刺激が強く人により好みがある。粘膜を傷つけるため、適量を超えて過剰に摂取すれば胃腸等に問題を起こすこともあるそうである。
 七味唐辛子というのは、名の通り七種類の調合である。老舗の調合では、唐辛子のほか山椒(さんしょう)、麻の実(おのみ)、黒胡麻(くろごま)が共通し、けしの実、青のり 、生姜(しょうが)などに違いがある。一方唐辛子のみの調味料は一味唐辛子(いちみ-)という。
 私が薬味として使うのは七味であるが、その辛さで口の中が燃えるような感じを受ける時は悲鳴を上げることになる。


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