日常細事2018


kiji



2018.5.14 目印(その1)しおり
 本を読んでいて中断するとき何らかの目印を残すことがある。その方法は色々ある。
 しおり(栞)を挟んだり、そこのページを折ったり、 これは私の好みだがブックダーツを差し込んだりする。
 これはアメリカ製で伊東屋で購入した。このブックダーツは、その名の通り矢じりの形をしたマーキングクリップで、薄く軽い金属製の平べったい矢じりの形をしたもので、挟み込むような形状をしており、 ページを傷つけず、見た目もすっきりしている。薄くて小さいので本や参考書などのページに挟んでも邪魔にならず、さらに紙を傷める事もない。金属製なので何回でも再利用できる。大概の場合は一冊に使ったらそのままにしておく。レトロな丸い缶に50個入っているので使い出があるので1冊に一個でもよい。読書好きの人には一度使うことをお薦めする。
 しおりはページのマーキングに使うので、本の形状によっても違ってくる。A4判の大き目な雑誌などには、革製の厚みがあり丈の長いしおりが使いよかった。これは知人の外国土産で3本ほど貰ったものなのだが、いつの間にか何かの雑誌に挟んだまま行方不明になってしまった。今ではちょっとおしゃれな文具店には置いてあるグッズである。
 単行本や辞書にはスピンと言って細紐が綴じこまれているのを見たことがあると思う。辞書などは2本あるのも見かける。これも一種のしおりと言えよう。
 変わったものでは、世田谷のぼろ市で見つけて購入した金属製のクリップである。これには表面に花柄や観光地のシンボルを浮かして鋳造し色付けしたものである。ずっしりと重く文庫本を参照してメモを取るときに、見開きの片側に重しとして挟むと、手を放しても開いた状態で読めることができる面白グッズである。
 しおりは手製でも簡単にできる。半端になったボール紙やセルロイド板などにちょっと手を加えて作れば、十分に役立つものができる。
 また喫茶店などで本を読んでいて、手元にしおりがない時、コーヒーをかき混ぜる木製のマドラーなどがあれば、これもその代用に使うことができる。
 このようにしおりといっても、高価なものやタダのものまで何でもありである。私のように中途半端な読み方で、完読していない本が多く、休眠状態になっている者にとって、「しおり」は欠かせない必需品なのである。



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