2018.5.29 笑い(2)
これは50有余年前とずいぶん昔の話になるが、桜木町の駅頭で上半身裸で「笑いは健康の元」といったような幟を立てて「アッハッハッハ、アッハッハッハ」大声て笑って人目を集めていた老人がいた。噂ではこのような姿で全国行脚しているということで、強く印象に残っている。
その姿を思い起すと、笑いは確かに健康に良いようである。不思議なことに若い頃はよく笑ったが歳と共に段々と大声で笑わなくなり。この頃では大声で笑うとか「腹を抱えて笑う」ことなど無くなってしまった。それと関連するかのように身体からエネルギーが抜けていくようで、病気などしたり、足腰も弱くなってきた。
"笑い"のプラス効果はいろいろあって、前回紹介したような身体の免疫力が高まるだけでなく、ほかにも体にさまざまな良い効果をもたらすことがわかっている。そこで、前回に引き続きその効果を紹介する。
笑いの効果として、血行促進や記憶力アップにつながると言う説がある。それはどういうことかというと、「思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態になる。体内に酸素がたくさん取り込まれるため、血のめぐりがよくなって新陳代謝も活発になる」とか「"笑い"によって脳波のなかでもアルファ波が増えて脳がリラックスするほか、意志や理性をつかさどる大脳新皮質に流れる血液量が増加するため、脳の働きが活発になり記憶力がアップする」との説がある。
他にも効果があるので続けると「幸福感と鎮痛作用がある」これは、「笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌される。この物質は幸福感をもたらすほか、"ランナーズハイ"の要因ともいわれ、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減する」という説もある。
何よりも笑いの効果は、自分自身がポジティブに"笑える毎日"を生み出すことで、日ごろから自分でおもしろい話を考えて周囲の人に話し、一緒に楽しむことが、その秘訣だという。次回は「笑いに関する言葉」をテーマにする。
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