日常細事2018


kiji


2018.7.13 古き善きものを訪ねて
 このホームページ(HP)の狙いとする大きな目標は日本に古くから伝わる伝統文化を訪ねて、理解し、見直するところにある。
 それはHP四つのポケットの中身を見て頂ければ、「あーそうか」と頷けると思う。watch(のぞむ)のポケットでは県内の名所旧跡を訪ね、レポートを書き、image(うつす)のポケットでその光景を写真や動画で紹介している。
 write(しるす)では「日本昔話」や二十四節気などの旧暦の知恵を紹介している。
 最後のpaint(えがく)では「北斎」の浮世絵の復刻版や重要文化財にもなっている仏像のイラストを紹介している。
 そのほか人物百相では「歌麿」に始まり、現在は「写楽」の浮世絵を北斎画と同様復刻して表示している。
 これらは言うまでもなく、伝承されて残っている我が国の文化遺産である。古い物から上げていくと「道元考」では鎌倉時代(12世紀初頭)に曹洞宗開祖の一人である道元禅師が記した「正法眼蔵」巻の一「現成公案」を通約している。難解であるが、現代人には何か訴えるものを持っており、研究素材として一生の課題を投げかけているものである。
 次は江戸時代元禄期に栄えた浮世絵の世界を知ることで、原本は褪色しているので、想像で元の絵の刷り上がり状態をイメージして復刻したいわば「塗り絵」である。この塗り絵の技法は現物から学ぶ手法で、ここに「温故知新」の精神を表現したつもりである。
 「時の風物詩」は基本は「今日は何の日」にあるが、3年も続けると年中行事は紹介し終わった感があり、今は暦として月齢と日出没時間(横浜市)と二十四節気に加え大安・友引をカレンダーで紹介している。
 小説などでも大作と呼ばれるものや長編には歴史小説が多い。それはいかに歴史に学ぶことが多いという証でもある。わたしもまたそうした歴史の中に多くを学んでおり、そうしたものがポケットの中に資産として蓄えられている。
 次回からは手前みそから離れ、「日本の伝統文化やしきたり(伝承)」について、細かく洗い直していくことにする。

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