2018.8.7 子どもの遊び(2)
今回の子どもの遊びは、家の中で遊ぶものと、外で遊ぶものとの2つに分けて思い返してみることにする。
私は女姉妹に囲まれて育ったせいか、多くが女の子の遊びである。お手玉とか綾取りと言ったものである。これらの遊びには技が多くあって、手品師や曲芸の類に使われるものまである。もちろん、そんなすごい技などある筈もなく、その必要もなく結構遊べたものである。
お手玉は姉たちの手作りものだった。複数のお手玉を、歌いながら空中に放り上げて遊んだ覚えがある。綾取りも結構奥が深くて、最後は確かブリッジ(橋)で終わる、二人で組んで遊ぶもので、姉に頼んで遊んでもらったことを思い出す。
部屋の畳の上に広げて遊ぶのはトランプやかるた遊びである。トランプは7並べやババ抜き、神経すいじゃくなど遊び方は沢山あり、家の中の遊びの一番に上げてもいい遊びであった。かるた(歌留多)は「いろはがるた」と言って、テレビで中継される小倉百人一種は、高学年になってから少しやっただけで、かるたと言えば「いろはかるた」と決まっていて「犬も歩けば棒に当たる」から始まり、「論より証拠」「花より団子」「憎まれっ子世にはばかる」と続き「京の夢大阪の夢」で終わる「江戸いろはかるた」と呼ばれるものが普及しており「上方かるた」とか「尾張かるた」などの郷土かるたというものは我が家にはなかった。正月などは特に「かるた」で遊んだ。大体カードの中身は全部空で覚えていたから、相当遊んでいたのだろう。
同様に正月遊びに「すごろく(双六)」遊びがある。説明するまでもないと思うが「サイコロを振って、出た目に従って升目にある駒を進めて上がりに近づける」ものだが、出目によっては戻ることもありスリリングだった。
他に「おはじき」もよくやった。直径は1cm〜1.5cm程度。平べったいガラス玉で透明色のものや小さい模様の入ったものなど色々あり、それを指先ではじいて相手のおはじきに当てて、枠外にはじき出したら自分のものになるというギャンブルの走りを体験したもので、巾着みたいな小袋に入れてジャラジャラする音を聞いて戦果を味わったものだ。
竹を使って作った「けん玉」や「折り紙」とか「おままごと」など数々あるが、部屋の中で遊んだ思い出はこのくらいにする。
次回はいよいよ男の子の世界「外遊び」について記憶を辿って見ることにする。
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