2019.2.20 BGM(ビージーエム)
BGM(バックグランドミュージック)というのは、喫茶店などで静かに流れている曲のことで、会話の邪魔にならない程度の音量でムードミュージックが構成の中心になっている音楽である。私がよく聴くのは70年代~80年代のイージーリスニングと呼ばれるものである。実例を上げるとパーシー・フェイス、ポール・モーリア、ヘンリー・マンシーニ、レイモン・ルフェーブル、カラベリ、リチャード・クレイダーマン(ピアノ現役)などレンタルCDからパソコンに収録して、それをスマホのmicroSDカードに読み込んで、気分によってイヤホンで聞きながら仕事(HP作成作業)をしている。
最近はイージーリスニング専門チャンネルなどもFM放送で聴けるので、一日中イヤホン掛けっ放しにすることもある。
BGMは癒し系の音楽なので、絵を描くときなどは邪魔にならず、むしろ効率が上がるものである。私の絵は「塗り絵」であるので、線描するときは気持ちを一心に集中するためにイヤホンを外す。それに着色する時はまたイヤホンをかけて音楽を聴きながら区画された白地を色で埋めていくという作業をしている。
BGMの効果は実際にあると証明されているので、少し紹介してみる。
意外とその歴史は古く、何と紀元前2000年ころのエジプトにその記述が残っている「当時のBGMの大きな役割は、妊婦の出産の苦痛を和らげるためだった」ということである。古代のギリシャ、中国、インドなどでも音楽は癒しのパワーとして暮らしに根付いていたという。
インターネットで調べたところBGMの持つ4つの効果という記事が見つかった。簡単に纏めると、①マスキング効果:ある音を別の音で隠すことで、最初に記した喫茶店の例では隣の会話を気にしないですむという効果がある。②感情誘導効果:道端を歩いていて、突然どこからかピアノの妙なる音が流れてきてふと立ち止まって聞きほれてしまうことがある。これなどはピアノに一瞬にして引き込まれて極めて短時間で感情の変化を起こすことを示している。③イメージ誘導効果:テレビのCMで音を聴いているだけで商品イメージが湧いてくるものがある。そのようにその場では「聴いていない」つもりでも、音は確実に人間の心理に影響がある。④行動誘導効果:よくランニングしながらヘッドホンで何か聴いている人を見かける。アップテンポの時は早く、スローテンポの時はゆっくりという風に、運動をBGMひとつでコントロールすることができる。
このようにBGMは人の心に色々な作用をもたらすものなのだ「たかがBGM,されどBGMである」
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