日常細事2018


kiji



2019.2.23 高座 1
ぎっくり腰1
 このコラムを描き始めたのは2013年9月であるので、もう5年半近くになる。コラムの数も850話近くになり、当初の目標千夜一夜物語の数に近づいてきている。ところが最近はネタ探しに苦労する始末。そこで今回から趣向を変えて自分の身の上に起きた細事を落語調に書き綴って見ることにした。
 メインタイトルが「高座」で御座いますので、入れ代わり立ち代わり話の内容が違ってまいります。笑いのある話として語り継いでいこうという意気込みではありますが、皆様方にどのくらい楽しんで頂けるかはお客様次第で、私といたしましてはドタバタしながら書き進めていく所存です。
 第1回目の演目は「ぎっくり腰」で御座います。この話数回にわたる長口舌になるやも知れませんがお耳の邪魔をさせて頂きます。
 さて「ぎっくり腰」正式には坐骨神経痛と申すそうで、とっても痛くて歩くことが非常に難しくなる禍で、ドイツでは昔から「魔女の一撃」と言われるほど世界中でも痛い病気の代表格になっている病であります。3か月ほどで徐々に痛みは消えるそうですが、何回も再発する厄介な神経痛であります。
 ここまでは前置きでこれからがイターイお話の始まりです。私が初めて「ぎっくり腰」になったのは50代で、仕事仲間と一緒に職場の近くの食事処に行った時の話です。その店は中が板敷でそれも真っ黒ないかにも固そうな床で、そこに丸い萱を編んだ丸座布団があり、そこに胡坐(あぐら)をかいてテーブルに向かうという仕組みになっておりました。何事もなく食事を終わり、さて立ち上がろうかとした時、「ハクション」と大きなくしゃみをしたところ、腰に激痛が走りました。それが痛いの何のって身動きもできません。仲間が「こりゃ直ぐに医者にいかにゃ」と申しました。その時私の親戚に「ゴッドハンド」と呼ばれる鍼灸師がいることが頭に浮かび、仲間に助けられてタクシーに乗せてもらい介助付きでその鍼灸院に行きました。そこで電気鍼をツボに打ってもらったところ、嘘のように痛みは消えて、スタスタと歩けるようになり職場に戻ることができたというのが、一回目の「ぎっくり腰」のお話。どうもお粗末でした。次回は2度目3度目の再発のお話であります。実は今3回目の「ぎっくり腰」の最中で腹ばいになり書いている始末で毎日の執筆は無理かと思いますので、その点お許し下さい。



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