2019.3.7 高座4
ソフトボール(1)
今回のお題はソフトボールで御座います。
野球と同じじゃないかとお思いでしょうが、それは大違いで御座いまして、打つ、捕るは同じように見えますが実は別物のスポーツなので御座います。 ちょっと野球と比べて見ることにしましょう。
先ずグランド広さが狭くてマウンドの必要がないので、小学校の運動場で十分プレーできます、広さの決まりは、女子が67.06m以上で男子が76.20m以上が国際的基準となっております。公式野球ではレフト・ライトフェンスまでの距離が90〜100m、バックスクリーンまでは120m前後でありますから比べると随分と狭いんですね。
それはボールが全然違うからなんです。一般に3号球と呼ばれるものを使いますが、重さが190g前後で、大きさは12int(30.48cm)と決まっていて、テレビで放映される女子ソフトボール大会でよく見かける革の部分が黄色で縫い目の部分が赤色のイエローボールが今主流になっています。
私たちのような草ソフトボールの場合は合成皮革の白や黄色の値段が安いものを使っています。野球の公式球では重さは141.7-148.8g、ボールの周囲は22.9-23.5cmですから、飛球が全く違うということになるわけで御座います。
その代わり塁間の距離とピッチャーの投球距離が狭もう御座います。塁間は18.29m、投捕間の距離は男子14.02m、女子13.11mでありまして、野球の塁間27.431m、投捕間の距離18.44mでありますので、如何にも狭い感じがいたします。そのため危険防止のために細かいルールが決められております。
投手は下手投げ(手と手首が必ず体側線を通過しながら球を離さなければならない)でなければならないこと。危険防止のため打者・打者走者・走者・捕手および次打者席の次打者はヘルメットを着用すること、バットは折れにくい金属製が主流で86.4cm以内、重さは1077g以内でバットのグリップエンドから25.4~38.1cmの範囲で滑り止めのテープを巻くこと。守備者と打者走者の接触事故を防ぐため、一塁にダブルべースを置く(38.1×76.2cmの大きさで、白色の部分『白色ベース』をフェアゾーンに、オレンジ色の部分「オレンジベース」をファウルゾーンに固定する)こと。
打者走者はオレンジベースを走り抜け、守備者は白色ベースを使用することによって、一塁での打者走者と守備者の接触する危険を回避できる。などなど野球とは異なる決めごとが多くあるので御座います。
噺が決め事ですので、少々固くなったようです。次回は実際のプレーの面白さについて語らせていただきます
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