日常細事2018


kiji



2019.4.9 体質(1)
 子が親に似るということは外見的にはよくある。それと似ているのが体質を受け継ぐということで、私などは母親が糖尿病だったので、その遺伝子を受け継いで糖尿病になったとみられる。こういうのを遺伝子体質というのだそうだ。無論これは生活習慣病であるから、普段から食事に気を付け摂生していれば遺伝的であっても糖尿病にはならない。本人次第なのだが50%ぐらいは糖尿病になる確率だそうである。
 一言で体質という大きなくくりでは語れないので、自分がいまかかっている糖尿病はどういうものなのかについて見ていこう。
 私は無類の甘党である。その代わり酒は全くの下戸である。甘いものには目がない。甘い人ですら好きなくらいだ。このコラムでも子どもの頃汁粉を5杯食べてその上飯を食って動けなくなって、母親に夜の散歩に連れ出されたという「戦中」の思い出を書いた記憶があるが、そのようにこどものころから正真正銘の甘いもの好きなのである。
 大福、おはぎ、最中、羊羹、アンパン、あんドーナツ、チョコレート、カリントウなど歯で噛んで食べる系の甘いもの好きで、コーラや飴のように飲んだり、舐める系の甘味にはそれほど食指は動かない(嫌いではないが)。
 一日でも甘いものを欠くと何か物足りないと感じる食生活である。糖尿病で入院し食生活の改善の指導を受けたころの食事は、まさに味気ない毎日だった。おまけにインスリン注射まで毎日自分で打たねばならず、それもしんどかった。その後年も年なので飲み薬に変えてもらい、それでも順調に糖尿病の数値測定でいい成績を出していた。
 ところが『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ではないが、また甘いものをよく食べるようになってきた。数値を測っていないので知らぬ間に悪くなっていたようで、最近ほかのことで検査を受けたら糖尿病数値のA1C(エーワンシー)という血中のヘモクロビンがどれくらいあるかという判定指標で、かなり悪い数値が出て、それを速やかに解消しなければならないという事態に追い込まれた。
 ということでこれからまたしばらく甘いもの断ち食生活を余儀なくされることになり、そのうち『饅頭怖い』夢を見ることになりそうだ。


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