日常細事2018


kiji



2019.5.17 頭の生理学的考察(9)
 今回取り上げるのは頭であるが、「もうちょっと頭を使えよ」というように言われる頭のことで、これは体の司令塔の働きをするものだから、細かく観察すると実に幅広い。
 そこで頭に浮かぶままに書き連ねていくと、先ずこのコラムを考えるという大きな働きがあり、それをどんな文脈で形作るかと工夫するのにも頭を使かう。ここで「考える」こと「工夫する」ことが頭の働きであることが分かった。
 今回取り上げている「生理学的考察」の五感も頭かrの指示ですべて行われているのだから、頭の働きが止まればそれらの機能も停止するから、生死に関わる「行動」の源泉と言えよう。
 頭が良いとか悪いとか言うが、これは記憶力の差が大きな要因と考えられるから、この「記憶する」能力も頭の品質を左右する能力の一つである。
 ここで例のごとく頭の成句をいくつか見て、いままでに示した「頭の働き」をおさらいする。
頭に入れる:記憶する 頭を痛める:心配する 頭を搾る:工夫する 頭を悩ます:思い煩う 頭を捻る:熱心に思考する などを上げることができる。
 これからが「生理学的考察」になるが、こうした頭の働きに大きく関わる「脳」について考える。重複する部分も含めて見ていく( ogkenpo.com)。
 脳の働き①考える、判断する、②五感の働き、③記憶をコントロール、④生命活動、⑤運動機能、⑥感情をコントロール、⑦言語機能(話す・聞く・読む・書く)などである。
 日本人成人の脳の重さは・男性:1350~1400g・女性1200~1250g
 医学的に見ると(Mindsガイドラインから)
 脳の全体は頭蓋骨で守られ、頭蓋骨のすぐ内側には硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜がある。くも膜と軟膜との間にはくも膜下腔という隙間があり、そこは脳脊髄液という無色透明の液体で満たされている。この髄液がクッションとなり脳を保護している(この部分に出血するのがくも膜下出血である)。 脳本体の部位は大脳、小脳、間脳(視床、視床下部)、脳幹といった4つの部分から構成されている。それぞれの部位で働きが分かれているが、次号は「脳の部分の主な働き」から始める。



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