日常細事2018


kiji



2019.5.4 目(眼)の生理学的考察(5)
 今回はシリーズ5回目「目(眼)」について考察する。
 『目は人間の眼(まなこ)なり』これは何か当たり前のような言葉に聞こえるが、この言葉かの有名な吉田松陰の残したもので「目は人となりを表し、瞳はその人の精神状態を表す鏡だ」ということになっている。松陰先生の言葉だから御大層な響きを持っている。
 次はぐっとくだけて、関西喜劇「吉本新喜劇」の第1期生通称「奥目の八ちゃん」とよばれ親しまれた 漫才師・歌手の岡八郎のヒット曲に次のような歌詞がある。
 「目は人間のマナコなり 目にもいろいろ さがり目たれ目 出目に細目に とり目に近目 にくいあの娘は 流し目色目 チラリウインク 目で殺す エゲツナァ!」と松蔭先生かたなしである。と言ったように、眼は顔の中心的存在であるので、いろいろと話題を提供してくれる生理器官である。
 医学的には松陰先生の言葉と同じで、視覚器官の「め」を漢字で書きあらわす場合に最も一般的なのが「目」で、「眼」という漢字は「まなこ」とも読み、もともとは瞳を表す言葉とされている。
 目と眼を厳格に区別すると(wikipedia)「目はその形や外観(形状)から見るという行為(機能)、さらに「目」や「見る」ことに関連する比喩表現まで幅広く使うことができる汎用性の高さに特徴がある。
「目」という言葉は広範囲にわたって使われている漢字だが、医学や生物学上での「目」の正式名称は「眼球(眼)」で「目」という漢字は使わない」と大体その違いが分かる。
 よく諺などで使われる「目」はこの目である。ここでは3例程紹介する。
•生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)すばしっこく人を出し抜き、抜け目がなくて油断できないさまのたとえ。
•一目置く(いちもくおく)相手の能力を認めて、敬意を払うこと。すぐれていることを認めて、一歩譲って遠慮すること。
•目から鱗が落ちる(めからうろこがおちる)あることをきっかけに、今までわからなかったことが急に理解できるようになることのたとえ。
というように数多くの諺や喩(たとえ)が残されている。
 私など最近とみに目が弱くなり、最近は白内障の手術もしたくらいであるから、「目は心の鏡」とも言われるが、少し霞がかかり始めたので、気を引き締め直す必要がある。


この記事に関するご感想などを下記メールでお寄せください。comfree@papars.net
2013年の記事を閲覧するには日常細事のアイコンをクリックしてください。
©2013 papa's_pocket. All rights reserved.