日常細事2018


kiji

2019.10.22 お国柄(1)

 このHPで掲載中の正岡子規筆まかせ抄現代訳で、今テーマにしているのは「地方の風俗人情」というもので、広くは世界を、目元の地域としては日本の特定の地域を名指しして、辛辣な論評を展開している。
 その話が先の大戦を経験して生まれ変わった現代の世の中で、変わったのか、それとも昔と通じるものが残っているのか興味を持った。そこでこのコラムで再検証してみたいと思う。
 話を展開していく上でタイトルにある「お国柄」と合わせてキーワードとなる類語を最初にピックアップしてから現代版の「地方の風俗人情」を探ることにしよう。
「国柄」その国やその地方の文化の特色。一般的にお国柄の形で使われることが多い。
「土地柄」その地域の持っている特徴的な気風や風俗。
「国民性」その国の国民が共通してもっている性質。
「風土」文化や風俗に大きな影響を及ぼす、その土地の気候・地形・質 など。
「郷土色」風俗・産物などにあらわれる、その地域の特色。
「地方色」自然・風俗・習慣などから受けるその地方特有の感じ。
「風物」その土地やその季節の特徴をあらわしている事物。
「気風」ある集団や地域の人々に見られる気質。
「気質」言動にあらわれる、その人に備わっている、心の持ち方の性質。
「気質(かたぎ)」ある職業・年齢・身分などの人たちに共通する、固有な気質や考え方。
「風俗・習慣( 風習)」 その地域社会で、人々が長年にわたって伝えてきた生活や行事の独特のならわし。
「精神風土」日本人を日本人として特徴づけてき. たバックグラウンド
「仕来たり」昔からのやりかた。以前からのならわし。先例。慣例。
などのキーワードを上げることができる。次号以降こうしたキーワードを謎解きとして使いながら、日本の特色ある地域色をあぶりだしていきたいと考えている。


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