2019.11.24 東北地方宮城県(お国柄10)
今回は「独眼竜」で知られた伊達藩の中心であった仙台市がある宮城県を取り上げる。
仙台藩主伊達政宗が仙台藩主になった経緯は、家康の恩顧に負うところが大きい。「関ケ原の戦いのあと、徳川家康の許可を得た政宗は慶長6年(1601年)、居城を仙台に移し、城と城下町の建設を始めた。ここに伊達政宗を藩祖とする仙台藩が誕生した。石高62万石は加賀・前田氏、薩摩・島津氏に次ぐ全国第3位である。徳川幕府からは松平の名字を与えられ『松平陸奥守』を称した(wikipedia)。」とある。
宮城県の県民性はこの正宗に大きく影響されているとされている。その典型と言える「粋」で「任侠心」があり、「派手好き」な気質は殿様譲りのものといえよう。
こうして伊達と言う気質は長く宮城県人に受け継がれ、東北6県の中で最も都会的であり「東方の中心」と称されることが多い。
そうした気質を列記すると・気位が高く、仲間との結束より独立心の方が大きい・社交的で開放的・粘り強さや頑張りに欠ける・独立心が強く、自分のことは自分で決める。
これを具体的に見ると「自分の意思をしっかり持っており、相手に干渉されることを好まず、プライドが高いところがある」、「東北のほかの地方と違い、気候にも比較的恵まれているので、米どころとしても発達した(「ササニシキ」や「ひとめぼれ」が日本一美味しいと思っている県民性がある)。さらに世界三大漁場も持っていることから、東北きっての豊かな県となったのである。そんな環境から宮城県人には人当たりのいい、のんびり屋が多いとされている」。
このほか「東北出身者は口数が少なく、忍耐強いと言われている中で、宮城県民はおしゃべりが好きで、すぐに人と仲良くなったり人の懐に入ることが得意な人が多いとされている」
このように宮城県人(仙台中心の)は、関東人から見てもオシャレで現代風な県民性を持っていることがよく伝わってくる。今にも「宮城は東北の東京のようなもんだっぺ」というセリフが聞こえてくるようだ。 続く。
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