日常細事2018


kiji

2019.12.22 中部地方静岡県(お国柄19)
 静岡県は東西に長く伸びており東海道新幹線が県を縦断しているのが特徴で、新幹線停車駅は全都道府県で2番目に多い6駅もある。東京にも近い立地関係にあり、鉄道で首都圏と繋がる好アクセス地でもある。「ほどよく都会」で、日本の中心部に近いことから日本を代表する県民性を持つとも言われている。
 静岡県の気候は夏は比較的暑すぎず、冬は温暖で暮らしやすい気候ともいわれている。降水量も多すぎず、少なすぎず平均的。
 このように、静岡県は立地条件も気候にも恵まれ、これを活かして農作物や海産物が豊富に生産されている。ゆったりと過ごせそうな静岡県。
 かつては伊豆・駿河・遠江の3つのエリアから構成される県だった。男女の性格は全体的におだやかな人が多い印象だが、エリアによって微妙に特徴は異なるようである。
 ここでは以下の4つの地域に分けてその県民性を探ってみた。
 伊豆(熱海市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市ほか)は、富士山や伊豆の温泉などの観光スポットが多く立地する。温暖でのんびりとした地域である。全体的におっとりとした性格で、あまりガツガツせず消極的な傾向があるが、内面は頑固で曲げない性格とされる。気さくで堅実的な特徴もある。
 東部(沼津市、三島市、富士宮市、富士市、御殿場市ほかなど)は、男性は明るく行動力もある。あまり考えずに主張することも多い。 女性は、フランクで包容力のあるしっかり者。行動力もある。
 中部(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市ほか)の男性の性格や特徴はのんびりしているが優柔不断であるという特徴がある。おっとりして余りはっきりしない人が多い。男性に比べると、女性の方が強く、元気ではっきりしている。やはり堅実で見栄っ張りなところはあり、無謀な事をせずあまり変化を好まない。どちらかと言えば保守的で勤勉なところが強い地域である。
 西部(浜松市、磐田市、掛川市、袋井市、御前崎市、湖西市、菊川市ほか)は、江戸時代、遠江(とおとうみと)呼ばれ、気性が荒く経済感覚がシビアなので「遠州泥棒」と揶揄されたりしている。やらまいか(やりましょう)精神という遠州人の「あれこれ考え悩むより、まず行動しよう」という進取の精神がある。言うことはきついが、心の中はそれほどでもない。決断力があり、改善や改革にも前向きに取り組んでくれる。一番西寄りだけあってほかの地域とは異なる気質を持っているようだ。
「静岡は、あんてぃもこんてぃもみんなこんな言葉を喋るもんずらか?(静岡は、あいつもこいつもみんなこんな言葉を喋るのでしょうか?)」 続く。

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