日常細事2020


kiji

2020.2.29 高知県(お国柄36) 
 歴史的に見て、高知県は、長宗我部元親が四国を平定したころ、土佐では兵が足らず農民を徴兵し、「一領具足」と呼んだ。 この制度から上下の関係なく自分の意見を堂々と述べる議論好きな性格が生まれたとも。 土佐の人は酒が入るとよくしゃべる。朝まで議論するということから「大酒飲み県」といわれたりする。 
 もともと四国は離島のうえ、さらに山と海に囲まれた高知県は、昔から他県との交流が少なく、独特の気風を持っているのが特徴。
 高知の西側、愛媛寄りにある幡多地域。高知市内の県民を都会人と思っている反面、高知より都会だと信じている愛媛側に住んでいる事でライバル心を燃やし、プライドが高い県民が多い。
 方言も伊予弁が混ざっているので幡多方面出身だとすぐわかるが、市内の方言に合わす事もない負けん気の強い人が多いのが幡多方面の県民性。
 市内をはさんで東側、徳島寄りにある人口が少なめの安芸地域。過疎も進んでいるためとても田舎。娯楽施設などの遊ぶところも少ないので高知市内以上にゆったり過ごす県民が多いのが特徴。
 方言は市内とあまり変わらないが、優しい言葉使いの人が多く、付き合いやすい人柄の多い地域である。しかし、東の海側には漁師が多いので、男性はギャンブルやお酒が大好きな、これぞ高知の男!といった県民性が多く見られる。
 山と海・川に囲まれた陸の孤島と言われている高知県。田舎ゆえに観光客が少ないため他県からのお客様を珍しがりとても楽しませてくれる人懐っこい一面を持ってる。昼間からお酒を嗜んでる高知県民は、隣の席になった人に絡むのが大好き。
 高知でお昼ご飯を食べていると近くの人に話かけられそのまま仲良くなったといった観光客も少なくない。高知県民は人類皆兄弟と思っている人も多いため、知らない人にも平気で話かけてくる愛想のいい県民性を持っている。
 高知県人、土佐人といえば、男は「いごっそう」女は「はちきん」「はったか」と称されるくらい、分かりやすい県民性でよく知られている。
 いごっそうは、一言でいえば「頑固者」。一度言い出したことはどんなことがあっても譲らないという、よくいえば「意志強固」、悪くいえば「融通が利かない」。
 高知県の女性は「はちきん」と称され「男勝り」「働き者」で「元気はつらつ」「行動力がある」ことで知られている。
 県民性を総括すると、頑固で負けず嫌いが特徴。「酒がなければ、はじまらない」ほど酒を飲む。融通が利かなくてワンマンだ。坂本龍馬を誇りに思うが、何事においてもおおざっぱところが面白い。
いっつもかっつもうもーいくとはかぎらん
(いつもいつもうまくいくとは限らない)
 

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